商品の詳細
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
By マイケル・サンデル

価格: ¥ 2,415 国内配送料無料 (一部の商品、注文方法を除く) 詳細

発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は AMAZON.CO.JP

204 新品/中古品価格 ¥ 428

おすすめ度:
(206 カスタマーレビュー )

商品の説明

天と地に擦傷あり。天にうっすら縦2センチ横2センチ程の汚れあり。コンディションが気になる方は注文をお控え下さい。本の中は書き込み、汚れ、折れなくコンディションはおおむね良好です。帯あり。PMの21:00までの注文は翌日に郵送。PMの21:00以降の注文は翌々日に郵送します。


商品の詳細

  • Amazon.co.jp ランキング: #563 / 本
  • 発売日: 2010-05-22
  • オリジナル言語: 日本語
  • 寸法: 1.00 ポンド
  • 版型: 単行本
  • 384 ページ

エディターレビュー

内容紹介
『ハーバード白熱教室』NHK教育テレビにて放送中(2010年4月4日~6月20日、毎週日曜18:00~19:00、全12回)!

ハーバード大学史上最多の履修生数をほこる超人気哲学講義、待望の書籍化!

推薦:宮台真司氏



1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはその1人を殺すべきか? 金持ちに高い税金を課し、貧しい人びとに再分配するのは公正なことだろうか? 前の世代が犯した過ちについて、私たちに償いの義務はあるのだろうか――。

つまるところこれらは、「正義」をめぐる哲学の問題なのだ。社会に生きるうえで私たちが直面する、正解のない、にもかかわらず決断をせまられる問題である。

哲学は、机上の空論では断じてない。金融危機、経済格差、テロ、戦後補償といった、現代世界を覆う無数の困難の奥には、つねにこうした哲学・倫理の問題が潜んでいる。この問題に向き合うことなしには、よい社会をつくり、そこで生きることはできない。

アリストテレス、ロック、カント、ベンサム、ミル、ロールズ、そしてノージックといった古今の哲学者たちは、これらにどう取り組んだのだろう。彼らの考えを吟味することで、見えてくるものがきっとあるはずだ。

ハーバード大学史上空前の履修者数を記録しつづける、超人気講義「Justice(正義)」をもとにした全米ベストセラー"Justice: What's the Right Thing to Do?"、待望の邦訳。

内容(「BOOK」データベースより)
哲学は、机上の空論では断じてない。金融危機、経済格差、テロ、戦後補償といった、現代世界を覆う無数の困難の奥には、つねにこうした哲学・倫理の問題が潜んでいる。この問題に向き合うことなしには、よい社会をつくり、そこで生きることはできない。アリストテレス、ロック、カント、ベンサム、ミル、ロールズ、そしてノージックといった古今の哲学者たちは、これらにどう取り組んだのだろう。彼らの考えを吟味することで、見えてくるものがきっとあるはずだ。ハーバード大学史上空前の履修者数を記録しつづける、超人気講義「Justice(正義)」をもとにした全米ベストセラー、待望の邦訳。

レビュー
宮台真司氏(本書オビ裏より)
1人殺すか5人殺すかを選ぶしかない状況に置かれた際、1人殺すのを選ぶことを正当化する立場が功利主義だ。これで話が済めば万事合理性(計算可能性)の内にあると見える。ところがどっこい、多くの人はそんな選択は許されないと現に感じる。なぜか。人が社会に埋め込まれた存在だからだ――サンデルの論理である。
彼によれば米国政治思想は「ジェファソニズム=共同体的自己決定主義=共和主義」と「ハミルトニズム=自己決定主義=自由主義」を振幅する。誤解されやすいが、米国リバタリアニズムは自由主義でなく共和主義の伝統に属する。分かりにくい理由は、共同体の空洞化ゆえに、共同体的自己決定を選ぶか否かが、自己決定に委ねられざるを得なくなっているからだ。
正義は自由主義の文脈で理解されがちだが、共和主義の文脈で理解し直さねばならない。理解のし直しには、たとえパターナル(上から目線)であれ、共同体回復に向かう方策が必要になる――それがコミュニタリアンたるサンデルの立場である。


カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー

711 人中、 784 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5非常にいい本だった。でもこういう本こそ、批判的に読めるようになりたいと思う
By hamachobi
巷の噂ではものすごく売れているという政治哲学の本。ハーバード大学で政治哲学を教えているということだけど、その講義がものすごい人気で、テレビでも放送されたほど。日本でも、現在、NHK教育テレビで『ハーバード白熱教室』として放送されている。
学生時代、「正義論」については関心があったので、ロールズやノージック、ドゥオーキンらの著作は読んだけど、そんなに万人受けするものではないと思うが、テレビの影響があるとはいえ、日本でもこんなに読まれるということは、やはり、内容的にもいい本なのだろう。

読んでみると思った以上に読みやすい。翻訳者の力量もあるのだとは思うが、著者の非常に論理的な構成力と、上手に具体例を交える能力のおかげで、とても分かりやすく説得力のある内容になっている。
最も感心したのは、アリストテレス、ロック、カント、ベンサムなどの過去の哲学者から、ロールズ、ノージックといった現代の哲学者まで、彼らの主張を丁寧に紹介しながら、巧みにそれを、経済格差など現代の社会問題にあてはめ、コミュニタリアンとしての自分の主張につなげていくところ。

一時期、ロールズの正義論に魅かれていた(といってもちゃんと理解してたわけじゃないけど。)自分でも、著者の主張に肯いてしまいそうになる。

でも、ちょっと危ない。

確かに彼の主張は彼の文章力もあって説得力もあるし、現代のアメリカ社会の批判にもなってはいるんだけど、共同体を強調することで、現状のアメリカ、オバマのもとでのアメリカを肯定する意図が見え隠れしている。本当にオバマが目指す社会は、「正義」にかなうのか。それは、誰にとっての「正義」なのか。

私には、ハーバード大学の教授の主張を論破する能力はないけれど、どこか危うげな感じを受けてしまう。こういう本こそ、批判的に読めるようにありたい。できれば、サンデル批判の「正義」論を読んでみたい。

64 人中、 70 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
3面白い部分もあるがアメリカ的
By TSUYOSHI
流行りに乗って購入してみました。
正義の選択理由は何か?正義の定義は何か?という内容で、読者にさまざまな状況下での行動の選択をさせ、その行動はどういう主義に基づいたものかという説明をし、また実際あった事件について正義の判断がどう行われたかを紹介していく。
その過程で過去の哲学者の正義論を紹介しつつ、功利主義・自由至上主義に基づく正義論の矛盾や不備を指摘していき、最終自らが主張する、正義には美徳を涵養する事と共通善について判断する事が含まれ、コミュニティと伝統から生まれた道徳的要求を無視する事はできないという考え方を唱えていく・・・。
まぁ日本人はもともと道徳感と正義とは区別は曖昧で、コミュニティや伝統から生まれた価値観を重視する傾向があるので、この本の前半に紹介される功利主義や自由至上主義の方がいまいち納得し難く有る意味新鮮なものがあり、サンデルさんの主張には特に新たな感銘を受ける事なく、「そりゃそうかもね、ただ行きすぎたら恐いけど・・・」程度で終わりました。
カントやロールズ、アリストテレスなどの思想家の紹介の部分は、各偉人が自分の主張を正しいものとするため、矛盾・不備と指摘される部分に対しどのような論理展開で正当化するのか?という部分で楽しめる。
あと本筋とは関係ないが、過去に対して責任を持つべきか?と言う命題の際に、ドイツのユダヤ人ホロコースト、日本の朝鮮・アジア諸国に対する虐待、オーストラリアの先住民への不正、アメリカの戦時中の日系アメリカ人強制収容、黒人奴隷差別など多くの例が何回か語られるが、なぜかアメリカ人がインディアンの土地に勝手に侵入し自らの土地として国家を建設をし先住民を追い払い虐待したという事には一切触れられない。これはやはりアメリカ人にとっては「それを言っちゃぁ、おしまいよ!」という部分が有り、ましてや「正義」を語る際には触れてはいけないタブーなのだろうか?
考え方を学べるので読んで損はないが、特に感銘は受けない本。

453 人中、 523 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
4あえてマイナス点を挙げますと
By アマゾネス愛子
「検察官の兄が、殺人犯の弟を匿うべきか?逮捕起訴すべきか?」
「難破された者が生き残るために救命ボートの定員を減らすよう、殺人を起こしてもいいのか?」

など「究極の2択」を使って、哲学をしていきます。割に面白く、そしてけっこう難しい。
経済学や社会学(統計を使った)でよく使われる方法で、詳細は「ソーカル事件」でググって頂くといいのですが、この手の議論では、非常に納得できる場合ほど穴が大きく、彼の場合もまたそうだ、と言うことです。

要するに「AかBか?」で始めてるんだけど、実はすでに「A」と言う結論ありきなんですね。で森羅万象から証拠や事実を集めているように見えて、実はAにとって都合の良いモノしか集めていない。だから絶対に答えはAになる。
だから本人は「まぎれもなくAだ」と言ってるんだけど、周りから見ればだいぶズレがある、ってことは多いわけです。

問題は彼が、バリバリの共同体主義だと言うことですね。
だから「裁判官」のようにフェアに見えて、実は「検察側」なんです。で「検察側」にとって都合のいい話ばかりする、
検察官の彼に裁判官のポジション(政府の要職など)を与えれば、ズルいですよね。
弁護士側がどんなに上手に訴えても、敵わなくなる。

レトリック法としては、非常に巧妙で、参考になるんですけど、
ハーバードの肩書き、そして巧妙なレトリックのせいで、100人が100人「○○が正しい」って流れちゃうんが怖いですね。

実は僕も共同体主義者ではあるんですが、だからこそ「穴」はだいぶ見つけられるんですね。
これ1冊読んで分かった気になってる人が多いと思う。
でもそうじゃなくて、これを機にたくさん本を読み、また遊びや仕事の中から「正義」を見つけ出すべきですよ。

カスタマーレビュー0をすべて見る..206カスタマーレビュー0をすべて見る...
リベラリズムと正義の限界 マイケル・サンデル 大震災特別講義 私たちはどう生きるのか ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(下) Gebrauchte Bücher